

瀬田の住宅
時節によって変化してゆく光と影をたのしむ
区画開発の一角に立つ住宅。近い将来、左右には家が建て込むため、少ない開口でいかに開放的な環境を得るかが課題であった。隣地の空地越しに花火が見られる大きな窓、壁を照らすスリット窓、食事のための天窓、隣地の外壁に向けたピクチャー窓、地面近くに開けた窓などにより、多様な風景や光を取り込む窓をあけた。2階は空間を緩やかに分節する列柱が窓からの光を受けて影をつくる。時節で変化する外の世界を感じることで、開放感が得られると考えた。
施工 | 2012年 |
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構造規模 | 木造・地上2階 |
敷地面積 | 102m2 |
建築面積 | 50m2 |
延床面積 | 101m2 |
撮影 | 上田宏 |