田園調布本町テラス
立体的な集落をつくる
コーポラティブ方式の分譲集合住宅の計画。コーポラティブ方式とは、一般的な分譲マンションと異なり、まず建物の躯体(スケルトン)のみを計画した段階で住人を募り、住人たちで建設組合を設立して土地を購入し、各住戸プラン(インフィル)は家族構成や嗜好に合わせてゼロから設計する仕組みである。本計画において私たちは、コーポラティブの特徴のひとつであるプランの自由度をさらに高めるために、界壁以外の構造壁を最小限に抑えて外壁や開口部も変えられるようにするとともに、「可変テラス」と呼ぶ、面積や形状をプランに合わせてアレンジできる屋外空間を用意した。あらかじめ設計者が建築の全体像を決めるのではなく、各々の住み手とともにつくられた住戸の集積によって、全体は事後的に形づくられる。
竣工 | 2026年(予定) |
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主要用途 | 共同住宅・長屋 計13戸 |
プロデュース | アーキネット |
設計監理 | 倉本剛建築設計事務所(S・I) サトウプラスアーキテクツ(S・I) 河野有悟建築計画室(I) 09.design(I) ※S:スケルトン担当 I:インフィル担当 構造 多田脩二構造設計事務所 設備 空間設備コンサルタント |
構造 | 鉄筋コンクリート造 壁式構造 |
階数 | 地上3階 |
敷地面積 | 660m2 |
建築面積 | 375m2 |
延床面積 | 992m2 |
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